Windowsでシステムクローンを簡単に作成する方法

システムクローンとは、Windows OSが入っているパーティション全体を別のドライブに丸ごとコピーすることです。万が一のトラブルに備えたバックアップとして、あるいはPCの動作を速くするためのアップグレード手段として非常に有効です。

投稿者:@PublicOwin
更新日:2026年05月09日

システムクローンが必要になる3つの場面

CBackupのシステムクローン機能は、単にファイルをコピーするだけでなく、OSが正常に起動するために必要な隠しパーティションもすべて移行します。主に以下のようなケースで役立ちます。

1. 大容量ディスクへのアップグレード:「空き容量が足りない!」という時、OSや設定、アプリをそのままに、より大きなHDDやSSDへスムーズに移行できます。

2. SSDへの換装で爆速化:古いHDDからSSDにシステムを移すだけで、PCの起動やアプリの動作が劇的に速くなり、作業効率が上がります。

3. 故障の予兆があるディスクの交換:ディスクに「不良セクタ」などのエラーが出始めた際、手遅れになる前に新しいディスクへシステムを丸ごと救出できます。

【実践】Windows 10でシステムクローンを行う手順

事前に準備すること

  • CBackupをインストールしておきます(現在はWindowsのみ対応)。
  • クローン先のディスクを接続します。
  • クローン先の空き容量は、システムパーティションの使用容量以上必要です。

※システムクローンは有料機能のため、CBackup Professionalへのアップグレードが必要です。

ステップ1:クローン機能の開始

CBackup Professionalを起動し、左メニューの「クローン」をクリック、次に「システムクローン」を選択します。

ステップ2:移行先の選択

移行元のOSパーティションは自動的に選択されます。皆さんは、移行先となる新しいディスク(または未割り当て領域)を選択するだけでOKです。

注意:選択した場所にデータがある場合、「データが上書きされます」という警告が出ます。中身が消えても大丈夫か必ず確認してください。

ステップ3:クローンの実行

「操作概要」画面で内容を確認し、問題なければ「開始」をクリックします。

ステップ4:便利なオプション(任意)

  • セクター単位クローン:使用していない領域も含め、すべてのセクタをコピーします。時間はかかりますが、元のディスクを完全再現したい場合に便利です(移行先が移行元より大きい必要があります)。
  • SSDアライメント:移行先がSSDなら必ずチェックしましょう。パフォーマンスが最適化されます。
  • 容量を最大限に活用:クローン先ディスクの未使用領域を自動で活用します。 大容量ディスクへ移行する場合に便利です(通常は自動チェック)。

クローンしたディスクから起動する方法

クローン完了後、新しいディスクからWindowsを立ち上げるには以下の手順が必要です。

PCの電源を完全に切り、元のディスクを取り外して新しいディスクに付け替えます(またはスロットを入れ替えます)。

PCを再起動します。もし起動しない場合は、BIOS/UEFI設定画面を開き、起動順序(Boot Priority)の1番を新しいディスクに変更してください。

うまく起動しない時のチェックリスト

  • 接続方法:外付け(USB)のままだと起動しないことがあります。必ずPC内部に直接接続してください。
  • 形式の不一致:元がMBR形式で、先がGPT形式(またはその逆)の場合、起動モード(Legacy/UEFI)の設定変更が必要です。基本的には、移行先を移行元と同じ形式(MBRかGPTか)に揃えてからクローンするのが確実です。

注:

  • システムディスク上のデータパーティションも一緒にクローン作成したい場合は、ディスククローンをお試しください。
  • Cドライブのみのクローン作成にパーティションクローンを使用することはお勧めしません。その場合、クローン先のドライブが起動しなくなる可能性があります。
  • MBRディスクの場合、システムクローンはシステム予約済みパーティション(システムパーティション)とCドライブ(ブートパーティション)のクローンを作成します。環境によっては、システムパーティションとしてCドライブのみが存在し、システムファイルとブートファイルが含まれます。
  • GPTディスクの場合、システムクローンはEFIパーティション、C:ドライブ、およびシステム回復パーティションのクローンを作成します。

まとめ

CBackup Professionalを使えば、システムをHDDやSSDへ簡単にクローンできます。MBR/GPTや接続方式(SATA / NVMe / M.2 / PCIe など)に関係なく対応しています。

さらに次の便利機能も搭載されています。

  • SSDアライメント
  • セクター単位クローン
  • 容量自動拡張
  • 異なる環境への復元機能

など...

よくある質問

Q:無料版(Standard)でも使えますか?

A:いいえ、システムクローンはProfessional版以上の限定機能です。

Q:移行先のディスクが認識されません。

A:CBackupは現在「4096バイト/セクタ」のディスク(一部の最新HDD等)および「ダイナミックディスク」には対応していません。事前に「msinfo32」でセクタサイズを確認するか、ディスク管理で「基本ディスク」に変換してください。

Q:元のOSはどうなりますか?消えませんか?

A:元のディスクのデータは一切削除されません。新しいディスクで無事に起動できることを確認するまでは、そのまま保管しておくことをおすすめします。