「パソコンが動かなくなった!」「新しいディスクにシステムを移したい」という時、GPT形式のディスクでUEFI復元を行うことで、元通りに起動させることができます。今回は、無料のバックアップ・復元ソフト「CBackup」を使った簡単な手順を、わかりやすく解説します。
どちらも、パソコンの電源を入れたときに一番最初に動き出すプログラムのことです。
最近のパソコンはほとんどがUEFIです。UEFIには、次のようなメリットがあります。
UEFI復元は、ディスクが「GPT」という形式である必要があります。まずは今の設定を確認してみましょう。
【確認の手順】
1. キーボードの「Windowsキー + R」を同時に押し、出てきた画面に「diskmgmt.msc」と入力してEnterを押します(ディスクの管理画面が開きます)。
2. 調べたいディスク(ディスク0など)の上で右クリックして、「プロパティ」を選びます。
注:ディスクを右クリックした際に「MBRディスクに変換」という選択肢が表示されれば、そのディスクは既にGPT形式です。
3. 「ボリューム」タブをクリックし、「パーティションのスタイル」の欄を見てください。そこに「GUIDパーティションテーブル (GPT)」と書いてあればOKです!
復元には、大きく分けて2つの状況があります。
● パターンA:同じ形式で戻す(簡単!) GPTディスクで取ったバックアップを、そのままGPTディスクに戻す場合です。
● パターンB:古い形式から新しい形式へ(少し特別) 昔のBIOS形式で取ったバックアップを、最新のUEFI(GPT)形式のパソコンに戻す場合です。
注意:パターンBのように異なるシステム環境へ復元する場合、ドライバの互換性により起動トラブルが起きやすくなります。「ユニバーサル復元」機能(有料版)を使えば、必要なドライバを自動調整して起動可能な状態にしてくれます。
GPTディスク上で作成されたバックアップの復元は、CBackup Freeで対応可能です。BIOS環境のイメージを復元する場合は、Professional以上のエディションが必要です。
事前準備
ここではWindows 10を例に説明します。
GPTバックアップを復元する手順
1. CBackupを開き、「復元」→「タスクを選択」をクリック、または「イメージファイルを選択」から直接指定します。
2. 復元したいシステムイメージを選択して「次へ」を押します。
3. 「このシステムイメージを復元」を選びます。新しい別のハードディスクに戻したいときは「システムイメージからパーティションを復元」にチェックを入れます。
4. 最後に内容を確認して「開始」ボタンを押せば完了です。
手順はほぼ同じですが、復元前にCBackupを上位版へアップグレードし、「ユニバーサル復元」にチェックを入れて実行してください。
※「ユニバーサル復元」は起動に必要なドライバのみをインストールします。グラフィック・サウンド・NICなどの追加ドライバは自動では入りません。
この機能は、Windows 10を別のPCへ移行する場合にも有効です。
パソコンが壊れてWindowsが開けないときは、あらかじめ作っておいた「ブータブルメディア(起動用USB)」を使います。
1. 別の動くパソコンでCBackupを開き、「ツール」→「ブータブルメディアの作成」からUSBメモリを作ります。
2. 「ブータブルメディアの種類」で「Windows PE」オプションを選びます。作成されたブート可能なメディアは、レガシー/MBRとUEFI/GPTの両方からの起動をサポートします。
3. 「ターゲットデバイスを選択」で「USBブートデバイス」または「ISOファイルをエクスポート」を選択します。「次へ」をクリックして手続きを開始してください。処理が完了するのを待ってから、パソコンをシャットダウンしてください。
4. 動かなくなったPCにUSBを差し込み、電源を入れた直後にF2やDelキーを連打して設定画面に入ります。起動順序(Boot Priority)の1番をUSBドライブに変更してください。
5. USBからCBackupが立ち上がるので、前述の「操作手順」と同様に復元作業を行います。
GPTディスクへのUEFI復元は、正しい手順を知っていれば怖くありません。ただし、「バックアップを取っていないものは、絶対に復元できない」ということだけは忘れないでください。
大切な写真やデータ、システムを守るために、今日からCBackupでバックアップを取る習慣をつけておきましょう!