パソコンを長く使っていると、データの保存場所であるHDDの寿命や容量不足に悩まされるようになります。でも、1からWindowsを入れ直したり、写真やゲームを移し替えたりするのは気が遠くなるほど大変ですよね。今回は、そんな面倒な作業を一瞬で終わらせるHDDクローン方法を紹介します。これを使えば、誰でも簡単に、安全にすべてのデータを新しいHDDへ移行できますよ!
パソコンや外付けストレージを長年使っていると、「容量が足りなくなった」「古いHDDの故障が心配」「新しい大容量HDDへ交換したい」と考えることがあります。そのようなときに役立つのが、HDDからHDDへのデータ移行(クローン作成)です。
単純にファイルをコピーするだけならWindows標準機能でも可能ですが、OSやアプリケーション、起動情報まで含めて完全に移行したい場合は、クローン作成が最適です。クローンを利用すれば、現在の環境をほぼそのまま新しいHDDへ複製できるため、再設定や再インストールの手間を大幅に削減できます。
これは引っ越しに例えると、荷物だけを運ぶのではなく、家具の配置や部屋の状態まで再現するようなものです。移行後は新しいHDDを接続するだけで、以前と同じ環境で作業を続けられる場合があります。
近年はSSDへの移行が注目されていますが、監視カメラ録画用、NAS、バックアップサーバー、大容量データ保存用途では、依然としてHDDが重要な役割を担っています。そのため、HDDからHDDへのクローン需要も決して少なくありません。
「新しいHDDをパソコンに繋いで、全ファイルをドラッグ&ドロップでコピーすればいいんじゃない?」と思うかもしれません。
実は、写真や動画などの「書類」はそれで移せますが、Windows(OS)やアプリを動かすための「目に見えない重要なプログラム」は、普通のコピーだと失敗して動かなくなってしまうのです。
クローンを作れば、Windowsの起動設定や、壁紙、ブラウザのお気に入り、ゲームのセーブデータまで、何から何までそっくりそのまま新しいHDDに引き継ぐことができます。
作業を始める前に、次の3つのアイテムを揃えましょう。
1. 新しいHDD:今使っているHDDよりも容量が大きいもの(1TBや2TBなど)を選びましょう。
2. 接続用ケーブル:新しいHDDを、一時的にパソコンに外付けで繋ぐための「SATA-USB変換ケーブル」など(デスクトップPCなら、パソコンの中に直接繋いでもOKです)。
3. クローンソフト:Windowsの標準機能にはクローンを作る機能がないため、専用のソフトを用意します。
「クローンなんて、パソコンに詳しくないと難しそう……」と不安になる必要はありません。
世界中で使われているバックアップ・クローンソフト「CBackup」を使えば、難しい専門知識がなくても、画面の案内通りにマウスをポチポチ動かすだけで安全にクローンが作れます。
それでは、具体的なお引っ越しの流れを見ていきましょう!
新しく買ってきたHDDを、変換ケーブルを使ってパソコンのUSBポートに接続します。
ステップ 1. パソコンでCBackupを起動します。「クローン」>「ディスククローン」をクリックします。
ステップ 2. 「コピー元(今まで使っていた古いHDD)」を選びます。
ステップ 3. 次に「コピー先(新しく繋いだ大容量のHDD)」を選びます。
ステップ 4. 「開始」を押すと、自動でクローン作成が始まります。データ量によっては時間がかかるので、終わるまでリラックスして待ちましょう。
クローンが終わったらパソコンの電源を切り、古いHDDを取り外して、新しく作ったHDDと中身を入れ替えます。パソコンの電源を入れると、いつもの見慣れた画面が、今度は広々とした新しいHDDの状態で立ち上がります!
ステップ 1. パソコンの電源を完全に切り、コンセントを抜きます。
ステップ 2. 古いHDDを取り外して、新しく作ったHDDと中身を入れ替えます。
ステップ 3. パソコンの電源を入れ、すぐにF2キーやDeleteキーを連打してBIOS画面を出します。
ステップ 4. 起動順位(Boot Priority)の1番目を、新しいHDDに変更して保存します。
HDDからHDDへのデータ移行は、「クローン」のやり方さえ知っていれば、再インストールの手間もなく一瞬で終わります。
HDDは消耗品なので、壊れてからではデータを救えなくなってしまいます。「最近容量が足りないな」「ちょっと動きが怪しいな」と思ったら、ぜひ元気なうちに新しいHDDへクローンを作って、安心・快適なパソコン環境を手に入れてくださいね!